(１) 産業科設置の趣旨

   生徒の障害の多様な実態を考慮に入れて、社会に出ていく移行期にある生徒に生きる力を 育むことをめざした教育活動を展開することを基本におき、働く意欲や喜び、習慣を育て、 職業教育を進める観点からいろいろな進路先に即して必要となる基礎的・基本的な力を身につける。

(２) 高等部教育目標

   生徒一人一人の実態を的確に捉え、個に応じた学習活動を展開するとともに、人として調 和のとれた育成を目指し、実生活に生きる力を育てるため、以下の目標を設定する。

○ 健康な身体をつくるとともに、豊かな情操を育てる。

○ 家庭生活や社会生活に必要な習慣とマナーを身につける。

○ 表現力や認識力を高める。

○ 集団の中で進んで活動に参加し、共に生きていく力を養う。

○ 職業生活に必要な技能を高めるとともに、実践的な態度を育てる。

（３）教育課程

① 教育課程編成の基本方針

○ 社会へと移行していく生徒に生きる力をはぐくむため、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開していく。

○ 生徒の状態や特性、進路等に応じた履修ができるよう選択制を設ける。

○ 生徒の発達段階や経験、及び教科・科目の特性を考慮した学習集団を工夫する。

○ 産業科として、将来、職業生活を送る上での基礎的・基本的な事項に重点を置き、専門教科の内容充実を図る。